血管や神経の障害、陰茎の外傷などにより身体的に勃起自体がダメになる「器質性ED」においては糖尿病や高血圧症が関わっているケースが多いようです。糖尿病と高血圧症は、喫煙と並んでEDを招く3大要因とされています。今回は糖尿病、高血圧症とEDとの関係をご紹介しましょう。
糖尿病患者がED治療薬を飲んでも大丈夫
ED治療薬は糖尿病や高血圧症によるEDにも効果を発揮する場合が…。まずは医師に相談してみましょう!生活習慣病の代表ともいえる糖尿病や高血圧症は、ともに血管へのダメージが大きい病気です。勃起には血管の状態が深く関わっています。ですから、血管の損傷がEDに及ぼす影響の大きさはお分かりになるでしょう。
糖尿病になると、血管が硬くなり、性的刺激による血管の拡張が妨げられます。その結果、血流が抑えられ、EDを引き起こしやすくなります。
また、糖尿病は血管への影響ばかりでなく、高血糖に長期間さらされることにより、陰茎海綿体に分布する神経が侵されます。糖尿病による神経障害は網膜症、腎症と並ぶ合併症の1つですが、泌尿器系の症状ではEDが代表格となります。
でも、ご安心ください。ED治療薬は糖尿病によるEDにも十分な効果を発揮します。糖尿病の薬との併用も問題ありません。 |